色の違いには意味がある!トリキュラーの特徴や錠剤について解説

色の違いには意味がある!トリキュラーの特徴や錠剤について解説

トリキュラーってどんな薬?

トリキュラーは低用量ピルと呼ばれる経口避妊薬です。望まない妊娠を防ぐことを主な目的として用いられますが、生理痛や子宮内膜症の治療などにも有効です。

ドイツの製薬メーカー・バイエル社によって開発され、日本国内ではバイエルの日本法人が発売元となっています。

トリキュラーはいくつかの種類がある低用量ピルの中でも、第2世代と呼ばれるカテゴリーに属します。この分類は開発された年代による違いで、現時点では第1から第4までの4つがあります。

このうち第2世代は比較的古い時代に開発されたため、豊富な使用例によって効果と安全性が確認されています。

世代ごとの具体的な相違点は、主要成分となっている女性ホルモン(黄体ホルモン)の種類と含有量です。

正しい飲み方を守ることで、トリキュラーを含む経口避妊薬には非常に高い避妊効果が望めます。

避妊の効果を表すのによく用いられる指標に「パール指数」と呼ばれるものがあります。100人の女性を対象とした研究の結果、コンドームの避妊の失敗率は3~14%に対し、低用量ピルの場合は0.1~5%でした。

トリキュラーの錠剤の色が違う理由は?

トリキュラーは3種類の薬剤がセットになっており、それぞれを正しい順序に従って服用する必要があります。

といっても、飲み方はそれほど難しくありません。

トリキュラーは、1つのシートに1ヶ月分の錠剤が入っています。シートには飲む順番が分かるように表示されているので、その指示に従って1日1錠ずつ服用するだけです。

3種類の錠剤は、それぞれ赤・白・黄色の3色に分かれています。

なぜ薬の色が違うのかというと、これは飲み間違いを防ぐためです。それぞれの色によって、含有成分が異なります。

また、製品の中にはこの3種類の他に少し大きな白い錠剤を含むタイプもありますが、これは偽薬(プラセボ)と呼ばれます。

トリキュラーは3種類の薬剤を順番に服用した後に休薬期間が設けられています。偽薬はこの間も服用の習慣を続けることで、飲み忘れを防ぐためにあります。

このようなタイプのピルを、一般に段階型ピルといいます。

段階型ピルは、含有成分が異なる薬剤を順番に従って飲むことで、自然な体調の変化に似せることができるという特徴があります。

この段階型ピルには2種類の薬剤を使う二相性タイプと3種類の薬剤を使う三相性タイプがあり、トリキュラーは後者に属します。

トリキュラーは錠剤ごとに中身が異なる

トリキュラーは色分けされた3種類の実薬と大きさの違う偽薬から構成されており、それぞれ配合されているホルモン量が異なります。

より具体的にいえば、黄体ホルモンのレボノルゲストレルと、卵胞ホルモンのエチニルエストラジオールの含有量の違いです。

赤い錠剤には黄体ホルモンが0.05mg、卵胞ホルモンが0.03mg含まれています。

次の白い状態には黄体ホルモンが0.075mg、卵胞ホルモンが0.04mg含まれます。

最後の黄色い錠剤における含有量は、黄体ホルモンが0.125mg、卵胞ホルモンが0.03mgです。

なお、偽薬にはホルモンは含まれていません。

女性の体内では、月経から次の月経までを1つのサイクルとしてホルモンバランスが自然に変化していきます。そしてこのホルモンバランスの変化を察知した脳が排卵を指示することによって、妊娠しやすい状態が生まれます。

ピルはこのバランスを人為的にコントロールすることで、脳に妊娠したという錯覚を起こさせ、排卵を止めさせます。

これが経口避妊薬による避妊のメカニズムです。

トリキュラーのような段階型ピルは用量の異なる薬剤を段階的に使用することで、体調の激変が緩和できるようになっています。